「ビジネスで役立つプレゼンテーションのエッセンス!」(04)

みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。
新しいテーマの4回目になります。今回も話し方の前に押さえたい点を紹介します。それは、「熱意を持つ」ことです。
プレゼンでは、伝える人の熱意がないと聞き手にメッセージは伝わりません。たとえ同じ内容の話でも、熱い思いのあるなしで結果は変わります。例をみましょう。
 NG例
 営業「えーと、こちらのスライドを見てください(スライドを読み上げている)このように弊社のサービスは多岐に渡っておりまして、・・(スライドを読み込んでいる)・・広くグローバル展開をしており・・えーと・・特にアジア圏での・・発展が大切・・だと・・」
 顧客「ん〜、そうですか・・・」
 OK例
営業「(聞き手に語りかける)こちらのスライドを見てください。このように弊社のサービスは多岐に渡っています。(顧客と目を合わせて)広くグローバルに展開をしています。特にアジア圏での発展が大切です」
 顧客「なるほど、そうですね!」
 NG例では、営業担当者がスライドを読み上げています。話し方には言い淀みが入り、モタモタしています。OK例では、発表者は、顧客と目を合わせてプレゼンしています。話し方もスムーズです。これなら、顧客も営業の人の熱意を感じます。結果の違いも想像できるでしょう。
そこでプレゼンの前にこんな点を自問して、足りない点があれば補いましょう。
・内容について熟知しているか
・顧客のニーズを理解しているか
・十分な準備や練習をしたか
・提案する内容に自信があるか
 日常でもこんなことがあります。公開中の映画についての発言です。
A「新聞にこの映画は面白いって書いてあったよ。おすすめかも」
B「週末に見ました。すごい!きっと、あなたの好きな映画だと思いますよ!」
 Aさんは新聞からの情報を、Bさんは自らの体験から語っています。みなさんはAさんか、Bさんか、どちらから熱意を感じますか。では、またお会いしましょう。

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この記事を書いた人

研修講師、ファシリテーター、ビジネス作家

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