即興スピーチを学んで即答力をつけよう!(21)

みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。3月はまた第2週、第4週の金曜日にお届けします。
 先月はインプットについて考えましたが、今月はアウトプットするコツをお伝えします。
 即興スピーチをする機会として自己紹介があります。仕事や異業種交流会でも、いきなりふられる場合があるでしょう。そんな時に、あわててまとまりのない話をした経験はありませんか。これでは人に好印象を与えるどころではありません。しかし、ちょっと情報を加えるだけで、人とつながるあいさつにできます。
 それは「出身地の話題を入れる」ことです。
 その理由は、人は同郷だと、それだけで親近感を持つからです。また、出身が違っても、その場所に関心を持つ人がいるかもしれ
ません。そうすれば、話しかけてくる人もいるでしょう。
 皆さんは自分の故郷についてどれだけ知っていますか? 有名な観光スポットは? 故郷の歴史は? 有名人は? あまり思い浮かばなかったら、本を読んでインプットしましょう。
 私は京都出身です。世界的な観光地です。京都御所は、皇居が東京に定められるまで、歴代の天皇の居所になっていた場所です。多数の有名大学があり、アカデミックなエリアでもあります。宇治茶、京野菜、湯葉も有名です。私はその時々に合わせ少しの情報をあいさつに入れます。
 例えば、「私は金閣寺の近くで生まれ、大徳寺の近くで育ち、高校時代は竜安寺の近くの学校へ通いました」とか、「京都といえば宇治茶です。お茶を使ったスイーツの店がいろいろあります。私は案内できますよ」など。すると「私も寺好きです!」、「今度美味しいスイーツの店を教えてください!」と会話になりました。
 聞いている人が関心を持てば知り合うきっかけになります。押さえておきた話題の一つです。
 ではまたお会いしましょう。

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この記事を書いた人

研修講師、ファシリテーター、ビジネス作家

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