みなさん、こんにちは。第2と第4金曜日担当の大嶋友秀です。
これから、あなたの話を効果的にするため、言葉以外の見た目や声の印象について考えていきます。今回は「表情」を取り上げ
ます。
スピーチするとき、見た目は大切です。それは、ぱっと見、すなわち視覚情報が大きな印象を聞き手に与えるからです。その中でも「表情」が重要です。
私はスピーチをするとき、自然に表情が変わります。嬉しい話をした時は、笑顔が多くなります。ひどい経験をしたストーリーを語るときは、悲しげな表情になります。そうすると、聞き手が熱心に聞いてくれているのが、視線から感じられるのです。
簡単な話をすれば、話し手がニコリともしないと何を考えているかわからず不気味に感じるでしょう。ところが、にこやかだと聞いている側は安心できます。このように、ちょっと感情が笑顔になるだけでも印象が変わるのです。
しかし「表情」は、日頃、意識して鍛えていないと豊かになりません。そこで、簡単な「表情筋」トレーニング方法をご紹介します。
1)顔の中心にクシャッとなるように筋肉を集めてみましょう。
2)顔の右側から何かに引っ張られたように力を入れてみましょう。
3)顔の左側から何かに引っ張られたように力を入れてみましょう。
4)思いっきり口を開けてみましょう。
最初は少し顔に軽い筋肉痛を感じるかもしれません。しかし表情筋を動かして刺激を与えておくと、話すときに自然に表情が出てくるようになります。
笑顔に限らず、ちょっとした感情で表情が変化すると、聞き手はそこにある話し手の感情に共感してあなたの話を前のめりで聞いてくれるでしょう。言葉以外の情報からの影響は大きいのです。
次回も、言葉以外の見た目や声の印象について考えていきます。
では、またお会いしましょう。
目次