「即興スピーチを学んで即答力をつけよう!」(12)

 みなさん、こんにちは。第2と第4金曜日担当の大嶋友秀です。
 今回も、前回に引き続き「即答力」をつけるため、情報収集できる活動を紹介します。
 今回、私がお勧めしたいのは「映画やテレビドラマを観ること」です。映画やテレビドラマには、誰もがすぐ思い浮かべられるキャラや小道具があったりします。即興スピーチの中でうまく使えれば、あなたの言いたいことがストレートに伝わります。どういうことかと言うと、ヒット作品の登場人物や流行語に選ばれるような台詞が、スピーチの効果的な材料になるのです。
 私はある勉強会に参加した時、いきなり自己紹介スピーチを振られました。
 「・・・私は講師として大切なことを、●●さんから学びました。あの人は私にとってヨーダのような師匠でした。その元でみっちりと修行したんです」
 会場にいた人たちは、私のスピーチを笑顔で受け止めてくれました。これは世界的に大ヒットした「スターウォーズ」の長老の名前があまりにも有名なためですね。
 他にも例をあげると、日本のアニメの「ドラえもん」は使えるコンテンツです。例えば、ドラエもんの道具の「どこでもドア」や「タケコプター」、キャラクターでは「ジャイアン」など、その言葉だけでも聞き手が想像できます。先日、私はある集まりでこう話しました。
 「コロナになってオンラインが当たり前になりました。それはみんながどこでもドアを手に入れたということです。ワンクリックでどこでもつながるんですから」
 こんな風に、うまくスピーチに活かすことができれば、あなたはユーモアのセンスがあると思われて印象が上がるでしょう。
 これからの年末年始は、映画や特集ドラマなどは、ネタ収集のチャンスです。きっと今の時代に多くの人が共有し、共感している言葉があるでしょう。それをチェックしておくのは、即興スピーチ力を高めることにつながります。
 では、次回も「即答力」をつけるため、情報収集を効果的にする活動を紹介します。またお会いしましょう。 

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この記事を書いた人

研修講師、ファシリテーター、ビジネス作家

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