転職するときに始めにすること

柴田登子(しばたたかこ)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
「転職しよう!」と決意したとき、始めに何をしますか?大抵の人は求人サイトを閲覧する、転職エージェントに登録する、など求人情報を探すのではないでしょうか。しかしキャリアコンサルタントとして転職希望者に面談をするとき、その前に必ずしていただくことがあります。「自己理解」と「仕事理解」です。
まず「自己理解」についてお伝えします。誰でも転職に至るまで、さまざまな仕事上の経験を積み重ねています。また、年齢を重ねることで価値観や信念も変わってきているかもしれません。
新卒のときに選んだ職種・業種が今も自分の希望に添っているとは限りません。せっかく転職を決意したのです。求人情報を探す前に、今の自分がこれまでの延長線上の仕事を選んでよいのか、職種・業種を変えてみた方がよいのかを考えましょう。前回までにお伝えしてきた自分自身の「キャリアの棚卸し」を参考に、今一度自分に問いかけてみるのです。
次は「仕事理解」です。職種・業種を変えた人は当然ですが、これまでと同じ仕事を探すと決めた人にも必要なことです。希望する仕事やポストの仕事内容はどのようなものか、どんな人材がそれに合っているのかをよく調べてみましょう。自分が今までやっていた仕事であったとしても、時代が変われば求められているスキルや経験が変わってきているかもしれません。また、自分に合った仕事でも、経済情勢や社会の変化により、将来性がなくなっているかもしれません。経験者であっても同僚などその職種・業種の人の意見を集める、また業界研究をするなどして、応募する仕事の本質を理解しておきましょう。
「自己理解」と「仕事理解」をしっかりやっておけば、求人情報を探すときにもより自分に合った、長く関われる仕事を見極めやすくなります。またそれは内定獲得にもつながります。転職決意~求人情報を探す、のプロセスの間に必ず組み込むようにしましょう。

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この記事を書いた人

国家資格キャリアコンサルタント、研修講師

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