知っておきたい転職活動の基本(2)

柴田登子(しばたたかこ)

 こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
 前回は「知っておきたい転職活動の基本」を4回でお届けするとお伝えしました。第1回の今回は「転職活動のステップ」です。
 たいていの人は転職を決意した時、求人情報を探すことから始めます。しかし本当に良い仕事を勝ち取るために、以下5つの手順を踏んでいきましょう。
1) 自己理解
 これまでの経験を振り返り、自分の強みや特性、実績などをピックアップします。経歴や業務内容を書き出し、「やるべきだったこと」「やりたかったこと」「できたこと」を思い起こします。アピールポイントを整理しておきます。
2) 仕事理解
 これまでの仕事での要件を書き出します。それが自己理解で得られた「やりたかったこと」「できたこと」と合致していれば同業種・職種で問題ありません。そうでなければ他に自分の能力を発揮できる仕事はないか、自己理解での結果に沿って探してみましょう。見つからなければそのまま3)に進んでも大丈夫です。
3) 求人情報入手
 職務経歴が浅ければハローワークが便利ですが、プロフェッショナルな仕事を求めるなら転職エージェントを利用しましょう。いずれも専門知識を持ったコーディネーターがアドバイスをしてくれるので、仕事理解ができなかった人も希望に沿った案件を探してくれます。
4) 応募書類作成
 職務経歴書は書類選考の合否に関わる大切な書類です。「できたこと」のアピールにとどまらず、それが応募先企業でどう役立つのかを記載するのがポイントです。すべての企業に同じものを送るのではなく、会社ごとに作り替えましょう。
5) 面接準備
 経歴やスキルは応募書類で確認できます。ですが人となりやコミュニケーション力は話さなければわかりません。面接本番でそれらを示すためにも、想定問答集を作って受け答えの練習をしておきましょう。
 特に3)と4)は重要なので、次回以降で詳細をお伝えしていきます。

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この記事を書いた人

国家資格キャリアコンサルタント、研修講師

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