こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
職場で働いていれば特に指導的立場や役職者でなくとも、同僚など誰かから相談を受ける機会は多々あります。業務内容なら規定やルールに沿えば解決するケースが多いでしょう。しかし、ハラスメントや人間関係などセンシティブな内容やごく個人的な問題になると、急に対応が難しいと感じる人も少なくありません。
とはいえ、快適な職場環境を整え維持するには、困ったときに相談しやすい雰囲気を作っておくことが大切です。そのためにはひとりひとりが「相談され上手」になっておくとよいでしょう。
次回から4回にわたって、相談されるときに気を付けるべきポイントをカウンセラーの視点からお伝えします。
1) 相談者の秘密を守る
誰かに言って大丈夫なのだろうか、自分の悩みが第三者に漏れ伝わらないだろうか。相談ごとがある人はみなそのような不安を抱えています。相談を受けた人ができる限り他言を避け、どのように、どこまで秘密を守るべきかを説明します。
2) 対応は組織で
相談を受けた人は「秘密を打ち明けられたのだから」とつい自分ひとりで解決させようとします。しかし、組織で向き合ったほうが迅速に解決に向かう場合もあります。どのようなケースがそれに該当するのかをお伝えします。
3) 相談を受ける姿勢
相談を受けるにあたり、時間帯や場所など整えるべき環境とは何か。どういった態度で悩みを抱える人と向き合い、言葉をかけていくのか。相談に来た人がリラックスし、抵抗なく話せるようにするための、準備や基本的姿勢を身に付けましょう。
4) 実際に相談を受けた時に
では相談を受ける場において、押さえておくべきポイントを踏まえつつ話題を展開させるにはどうすればよいのでしょうか。そしてどのように解決へのゴールに向かわせるのか。相談の場でやっておくべき対応は何かを紹介します。
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