スピーチ・プレゼンテーションのポイント(1)

柴田登子(しばたたかこ)

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。

 これまでスピーチ・プレゼンテーションについて「朝礼のスピーチへの抵抗感をなくす」「人前で話すメリット」「緊張との向き合い方」をお伝えしてきました。これらはメンタル面を整える、つまり準備段階のための情報でした。これからは実践編に移ります。以下の5つのポイントをご紹介していきます。スピーチ・プレゼンテーションを行う前に抑えておきたい点を、質問の形で挙げています。

1)何のために?
なぜ自分にその機会が回ってきたのか、その理由や目的は何かを追求しましょう。しかし、自身が何を述べるのを求められているのかは、なかなかわかりづらいものです。それらをどう把握?
2)何を?
話すテーマが例えば「クライアントに新商品を紹介する」「新人を歓迎する」などと与えられていても、そこで何を言えばいいかは悩ましいです。メッセージを盛り込み、より記憶に残るものにするにはどうすれば?
3)誰に?
聴き手はどのような年代で、どんな経験を持った人たち?相手についてよく知らなければ、興味を持ってもらえないものです。相手が身を乗り出して聞き入るように話すには、聴衆の何を知るべき?
4)どこで?
会議室や講堂、パーティーの席、そしてオンラインミーティングなどコミュニケーションの場面はどんどん多様になってきました。聴く人を惹きつけるために、状況に沿って伝えは変えるべき?
5)どのように?
理解・共感が得られるようにするには、どう工夫すべきでしょうか。目の前の人たちがわかるように、都度表現方法を変えてみましょう。内容がすんなり頭に入ってくる話し方や言葉選びってどのようなもの?

 スピーチ・プレゼンテーションは言いたいことをただやみくもに言葉にするだけではダメです。その機会から得られるものは何かを見極め手に入れるために、上記5つのポイントを意識するのはとても大切です。次回から順番に1つずつお伝えしていきます。すべて身に着ければきっと魅力的な話し手になることでしょう。

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この記事を書いた人

国家資格キャリアコンサルタント、研修講師

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