毎月2回、第1、3土曜日に歴史上有名な武士や武芸者が詠んだ短歌「武道歌」を紹介しています。古くから伝わる言葉の中には、少し視点を変えて読めば、現代に生きる私たちにも役立つものがあります。
今月も、戦国時代末期に創始された一刀流に伝わる歌を取り上げます。
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明日ありと思ふ心に怠りて 今日いたづらに送る世の中
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「明日がある」と口にして、「だから今日は、まあいいだろう」となにかと先送りにする。誰もが経験があることでしょう。今年も残すところあと3か月となりました。年頭に「今年はやろう」と決意した行動が出来ているかどうか、見直すにはよいタイミングです。
「明日がある」は、今日の怠りを許すためではなく、未来への決意の言葉として使いたいものです。
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