現代に活かす武道歌（２６）

　毎月第１，３金曜日は、歴史上有名な武士や武芸者が詠んだ短歌「武道歌」を紹介しています。古くから伝わる言葉の中には、少し視点を変えて読めば、現代に生きる私たちにも役立つものがあります。
　今月も、柳生家の家臣、庄田喜左衛門（江戸時代前期　生没年不明）の歌を取り上げます。
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兵法は好けるにまさる師匠なし　習わぬ人に誰か教えん
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　好きなことなら自分から習おうとするはず、そうしない人に誰が教えたいと思うだろうか。そうこの歌の後半部分は述べています。
「やりたい」と思う何かがあるなら、教えてくれる人がいなくても、まずは自分でやってみる。そういう人こそ、よい師匠に巡り会えるに違いありません。