「キャリア形成を意識する」その(2) キャリアの棚卸

こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。「キャリア形成を意識する」の2回目は、キャリアの棚卸の大切さについてお届します。
この数年の「働き方改革」で雇用形態は大きく変化しました。転職するも、同じ会社で働き続けるも、過去の人と同じ働き方をしていてはこの変化に対応できなくなってきています。また、会社での働き方は会社任せにするのではなく、自分が考え決めるのが当たり前になってきました。だからこそ、今必要なのが「キャリアの棚卸」なのです。
キャリアの語源は馬車が残す轍(わだち)、と前回お伝えしました。この轍が細いのか太いのか、浅いのか深いのかで、あとどのくらい進めるのか、荷物を載せられるのかは変わってきます。
同様に自分のキャリアも過去に残した轍から、自分の専門性、実績を読み取ることができます。自分が何をしてきたか、何ができたのかなど、断片的な情報は頭の中にあっても、それを改めて整理するのは難しいものです。転職する予定がなくても、普段から定期的に職務経歴書を更新しておくなどして、今の自分に何ができるかを確認する、これが「キャリアの棚卸」です。在庫整理のように定期的に実施して、社内での働き方を決めるとき、会社の外に活躍の場を探すときに判断材料をいつでも取り出せるようにしておきましょう。
次回は「棚卸から考えるこれからのキャリア」についてお伝えします。

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この記事を書いた人

国家資格キャリアコンサルタント、研修講師

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