即興スピーチを学んで即答力をつけよう!(20)

 みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。2月は毎週金曜日にお届けします。
 前回に引き続き「即興スピーチを学んで即答力をつける」ために、インプットの方法を考えます。今回も簡単にできる方法をお伝えします。
 それは「数冊の本の『プロフィール』を読み比べる」ことです。

『プロフィール』とは著者の略歴です。ここで、どのようなキャリアを積み上げたかが分かります。同一テーマで、異なる著者の場合、経験や経歴の違いからその内容へのアプローチも想像できます。そこで、ここ数年、話題となった以下の2冊の本を見てみましょう。
・『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?〜経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社新書)
 著者 山口周 慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史修士号取得後、電通やボストン・コンサルティング・グループを経て組織開発・人材育成専門のコンサルタント。
・『13歳のアート思考〜「自分だけの答えが」が見つかる』(ダイヤモンド社)
 著者 末永幸歩 東京学芸大学大学院教育学修士号取得後、同大学で研究員を続けるかたわら、中学・高校の教壇に立つ美術教師。
 山口氏は美術史の専門家ですが、畑違いのコンサルティング業界で活躍しています。末永氏は美術の先生ですが、ビジネス書専門の出版社から本を出しています。ここからわかるのは美術がビジネスで注目されていることです。
 もし仕事の相手から「最近、何か面白いことありますか?」と話をふられたら、「ビジネスとアートの関係が今、ホットですよ!」と答えてみたらいかがでしょうか。相手も驚いてもっと話を聞きたくなるでしょう。こんな情報が『プロフィール』に詰まっているのですよ。
 2月は毎週担当しましたが、来月から隔週に戻ります。引き続き「即興スピーチを学んで即答力をつける」ための方法についてお伝えします。ではまたお会いしましょう。

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この記事を書いた人

研修講師、ファシリテーター、ビジネス作家

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