みなさん、こんにちは!スピーチコーチの大嶋友秀です。2月は毎週金曜日にお届けします。
前回に引き続き「即興スピーチを学んで即答力をつける」ために、インプットの方法を考えます。この前は「書店で本を3冊選ぶ」でした。「そんなに読むなんて無理だ!」と思われたかもしれません。そこで、読まなくてもインプットができるワザをお知らせしましょう。
それは「数冊の目次を見比べる」ことです。
1冊の本を読むのは結構大変です。でも目次だけ目を通すのは簡単です。それだけで本の大体の内容がわかります。さらに何冊かの目次を比べれば違いを見つけるものです。同じ著者でも別の書籍なら異なる観点から述べているでしょう。また、テーマが同じでも、別の著者だと意見の相違点があります。
一昨年、世界中でベストセラーになったA・ハンセンの『スマホ脳』が日本でも話題を集めました。私は著者の前作『一流の秘密』と目次を比べました。『スマホ脳』の第1章は「人類はスマホなしで歴史を作ってきた」です。その中で「人間は現代社会に適用するようには進化していない」という見出しがあります。『一流の秘密』
では、第1章の中に「脳のアップグレードを完遂する」という見出しがありました。
どちらも「脳」の話ですが、前者には環境に適用できない人間に対する悲観があり、後者には脳の可能性から将来への楽観がありました。ただ、私はどんな解決策があるのか、わかりませんでした。
後半の目次で『スマホ脳』第8章に「運動というスマート対抗策」という見出しを見つけました。『一流の秘密』では、第7章に「学力と運動の絶対的な関係」という見出しがありました。ここで「運動」が鍵だと気づきました。このような方法でも知識のインプットができるのです。
ぜひ本屋さんに寄ったときに、何冊か選んでやってみてください。
その内容に関心が高くなることは間違いないでしょう。
ではまたお会いしましょう。
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