こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
スピーチ・プレゼンテーションの実力をつける練習会の提案、第4回は実施方法についてお伝えします。うまくなりたくてもただ集まって話すだけでは実力はつきません。楽しみながら効率的に練習会を続け、スキルを身に付けるために以下の4点を心がけましょう。
1) 話しやすい場づくりをする
これまで人前で話す機会のなかった人は特に聞き手の反応に敏感です。なるべく参加者に「リアクション」をするよう促しましょう。発表前後の拍手、うなずき、ジョークに対して吹き出す、「えーっ、そうなんだ」と納得する声に話し手は安心し、苦手意識は薄らぎます。
2) 制限時間を決めて発表する
どんなに内容が優れていても、空気を読まずにだらだら話し続ける、持ち時間を大幅にオーバーすると説得力がなくなります。
「5分のスピーチをする」「1分でコメントをまとめる」など話す時間を決めて練習すると、次第に内容に無駄がなくなります。
3) 相互フィードバックを充実させる
たくさんスピーチ・プレゼンをして場慣れするのも大切ですが、話が聞き手にどう伝わったのかはその本人に聞かなければわかりません。発表者に対してフィードバックする時間を必ず持ちましょう。改善点の指摘も必要ですが、良かった点も明確にしましょう。
4) 欠席者が多くても中止しない
人が集まらなければ会を中止、としてしまうと次第に「今日も中止かも」と事前準備をしなくなります。そのまま会自体が消滅しないよう、人数が少なくても必ず練習会を実施しましょう。上達のためにはとにかく続けることが大切です。
これらは基礎的なことですが、仲間内での練習会だからこそ重要です。急いでスピーチ技法、完成度などにこだわりすぎると、難易度が上がってしまい長続きしません。まずは話しやすい、失敗しても大丈夫、という場だと参加者全員に認識させましょう。
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