「即興スピーチを学んで即答力をつけよう!」(11)

みなさん、こんにちは。第2と第4金曜日担当の大嶋友秀です。
今回も、前回に引き続き「即答力」をつけるため、情報収集を効果的にする活動を紹介します。
ここ4、5年、ビジネスの場におけるアートの重要性が注目されています。例えばハーバード・ビジネス・レビュー誌(2008)は、ビジネスエリートがMBA以上に美術修士を取る傾向が出てきたと報じ、美術館に行って教養を高めるビジネスパーソンも増えていると紹介しています。日本でも、アートに関する本が何冊も出版されています。
そこで、今回は「美術館へ行く」ことをお勧めします。美術館はいつもいろいろな展示をしています。Webサイトを調べれば簡単に情報がわかりますので、特別にアートに興味がなくても散歩がてら出かけてみましょう。実際に美術館に行ってみれば、何か感動があるかもしれません。作品に静かに向き合う時間は、
マインドフルネスのような感覚を持てるかもしれません。そんな体験は即興スピーチの良いテーマになると思います。
 何より、ちょっとした雑談でよくある「休日、何してたの?」「最近、どこか行った?」という話題のネタになります。「何も・・・家でごろごろしてまして」しか答えられない人より「美術館に行ってきました」と応じられる人の方が相手にいい印象を与えられるでしょう。「美的センスや教養があるんだなあ」
と思われるような話がすぐにできれば、ビジネスの場での信頼も高まります。
私は以前、秋田に出張した時に県立美術館に足を伸ばしたことがありました。そこには、日本を代表する画家、藤田嗣治の巨大な壁画がありました。その強烈な印象は、私にとっては熱く語りたいトピックです。
スピーチのネタになるのは、心が動く体験です。美しいものに触れて感動すれば、あなたの心の中に強く記憶されます。その蓄積が、即興スピーチ力を高めていくのです。
では、次回も「即答力」をつけるため、情報収集を効果的にする活動を紹介します。またお会いしましょう。    

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この記事を書いた人

研修講師、ファシリテーター、ビジネス作家

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