コメント力を鍛える(2)占部正尚

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□ 講師道錬成道場『雙志館』通信 -2017年11月20日-




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■ワンポイント・エッセイ


   
コメントを鍛える(その2)  占部 正尚



 選ばれ続ける講師は、間違いなく『
コメント』に優れていま

す。受講生からの質問や演習でのアウトプットに
コメントする際、

「即答する
」が高ければ、研修担当者からも一層信頼される存

在になり得ます。


 逆に、いくら良い
コメントであっても、しばらく黙り込んだ後

の説明や、急な質問に明らかに動揺している心理状態では、講師


としてのレベルを疑われ、説得
が低下してしまいます。

 「即答する
」を養うためには、やはり日頃からの訓練が必要

です。私は講師として駆け出しの頃、上司から「質問されたら、


まず“答えは3つあります”と言いなさい。そして、1つ目を答


えている最中に、残りの答えを考えなさい」と指示されました。


 この方法は非常に効果があり、私がおかげさまで30年間、講


師を続けていられるのも、この訓練の賜物と感謝しています。


ぜひ、講師仲間と組んで、お互いテーマを出し合い、即答する訓


練を続けてください。


 また、「信用と信頼」「主体性と自主性」など、研修の中でよ


く使われる似たような用語については、その違いを日頃から認識


しておき、即答できるようにしておきましょう。


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