現代に活かす武道歌(16)

 毎週第1,3金曜日は、歴史上有名な武士や武芸者が詠んだ短歌「武道歌」を紹介しています。古くから伝わる言葉の中には、少し視点を変えて読めば、現代に生きる私たちにも役立つものがあります。
今月も、柳生家の家臣、庄田喜左衛門(江戸時代前期 生没年不明)の歌を取り上げます。
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あだとなる 己が心のよしあしを 習いてみるも兵法の徳
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勝負ごとには、心のよしあし、つまり自分の精神的な在り方が大きく影響します。雑念や油断、動揺など心の弱さがあったために負けてしまった・・・そんな経験ができるのが「徳」であるということでしょう。武道やスポーツの練習試合を通じて、悔しさをかみしめた経験がある人も多いと思います。心が「あだ」とならないよう努めたいものです。

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この記事を書いた人

講師道錬成道場 雙志館 館長

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