こんにちは!第1、3月曜日を担当いたしますキャリアコンサルタントの柴田登子です。
過去3回にわたり「朝礼のスピーチへの抵抗感をなくす」についてお伝えしてきました。みなさまいかがでしたか?朝礼に限らずみんなの前で話すのは苦手、できれば避けて通りたいと言う方も多いでしょう。しかし、私は人前で話す機会を誰でも定期的に持つべきであるとキャリアコンサルタントとして、そして心理職として考えています。さまざまなイベントでのスピーチや会社でのプレゼンテーション、学会の発表など、機会は何でも構いません。何を話そうか考え、原稿を準備し、練習する。それらによって思いもかけないメリットを得られるからです。私が考える主なものは以下の4つです。
1)自分の言いたいことを適切に言語化できるようになる
2)自分についての理解が深められる
3)自分自身を癒せる
4)誰かに助けを求められるようになる
これらは上手にコミュニケーションをとる上でとても大切です。いずれも一見さほど難しくないように感じますが、やってみようとすると戸惑うものです。自分の言いたいことがなかなか言葉にならずにもどかしい思いをした、誰でもそのような記憶は少なからずあるでしょう。しかしひとたびそれができるようになれば、自分に対する理解が深まります。するとさまざまな不安が解消し、心おだやかにもなります。そして必要なときに支援を得られる力が身につきます。
なぜ人前で話すことでこれらのメリットを得られるようになるのか、次回からお伝えしていきます。