労働という切り口で考える(1)占部正尚

■ワンポイント・エッセイ
 労働という切り口で考える(1)3種類の労働 占部正尚

 本年も「選ばれ続ける講師」になるための心構えやノウハウを、
様々な切り口で書いてまいります。よろしくお願いいたします。
 近年、働き方改革がビジネスシーンで課題になっており、労働の
在り方や取り組み方に関する議論もあちらこちらでなされています
講師の仕事も、講義という役務を提供して対価を得るという点では
“労働”であり、講師も“労働者”という位置づけです。
 ただし、当然ながら講師には一般的な労働者と比べて高いレベル
の技量に裏打ちされた労働が求められます。
 そこで、比較的高額な講師料を対価としていただくに相応しい講
義を行い、顧客から信頼される講師になるための実践法を今回より
連載します。
 さて、労働には大きく分けて、体を使った作業を賃金に変える
「肉体労働」と、頭を使って作り出したアイデアやノウハウを賃金
に変える「頭脳労働」があります。
 さらに、正規・非正規雇用の格差やブラック企業の問題などを背
景に、職場でのメンタルヘルスが深刻化していることから、「感情
労働」すなわち感情をコントロールすることで賃金を得るという新
たなカテゴリーが「頭脳労働」から派生しています。
 次回は、まず「肉体労働者」としての側面について、あるべき姿
と方向性を考察します。

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